付き合いの旅行

仕事の付き合いでの旅行。

自由時間はあったが、全てのスケジュールは事前に決められていて、そこがまず不愉快であった。それでいて、企画した当人たちは労いとか還元とかの気持ちを持っているという点がますます気に食わない。シンプルに現金をくれたほうがよっぽど嬉しかっただろう。

行ってみれば何だかんだ楽しいということもなかった。部屋も相部屋で結局本当に気が休まる時間もなかった。 

湖やアイヌの博物館も大して面白いとは思えず。人と行く場合は、場所というよりは誰と行くかが大事なのであろう。

北大は唯一、旅先で少し面白いと思えた。キャンパスがだだっ広い。三キロ四方くらいに広がっているのではないかな。夜にいったが、学生はチャリンコで構内を移動してコンビニでたむろったり、ジョギングしたりしている人が多かった。学生で完結した自治空間がかなり広範囲にあるという印象。東京にもいわゆる学生街はあるが、それとは異なり、少し悪い表現かもしれないが、より閉鎖的な感じ。でも閉塞感はなさそうかも。

サークル棟も昔ながらの学生自治で成り立っているふうの建物といった様相だった。クラシック系の人が楽器を練習していたり、ジャズ研がセッションしていたりして、なんとなく背筋が伸びた。

相部屋なので練習場所探すのにも苦労したが、北大では一二時間できたからよかった。

宿の近くで昔楽器でお世話になった人がライブをするということだったが、思ったよりチャージが高いのと途中からであまり長くは見れなさそうというので、結局行かなかった。多分もう生きている間には見れない気がする。

 

あまり愚痴的なことは書かないタイプだと思っていた。自制している気持ちもそんなにはないので。ただ、書きたかったということはやっぱり結構嫌な気持ちだったというか、別にその人たちと一緒にそういう感じの時間を過ごしたくなかったんだろう。

熱海に友人と一緒に行ったときは楽しかった。誰と行くかが大事やな。どこに行くかもあるけど。