ここ一年で買った高いものは何か、という話になった。有形のものに限るという条件。その時は夏頃に買った三千円くらいのポロシャツしか思い浮かばなかった。ロシア帽が五千円くらいだったかもと後から思ったが。
こういう話をすると自分が有形の財産についてはほとんど興味がないのではないかと自覚してきた。
例えば楽器などにしても、まあ色々と高いものとか良いものはあってそれを揃えて演奏するのは楽しいだろうが、結局演奏者自身の実力に沿った音しか出ないしな。
家、家具などは好きだが所有するとなると煩わしさを感じてしまうかも
承認欲求はかなりあると思う。物欲について、本当に捻り出すとしたら、服は小綺麗なものを着たいと思うが、それは衣服が人からの判断に用いられるかなり初期段階のマークになるからだと思う。
もっと長期的に見たら家を持って、家庭を持って、立派な職に勤めて、というのがそろって承認されたという気持ちになるのだろうか。
ただ、そこまでは想像がつかない。
今特にあるのは楽器の腕を上達させて、なるべく色んな人に認められたいとか、関わりたいとかそういう欲求かな。
愚痴を言いながらも働く人たちは、何が必要だから働いているのだろうか。